[ 上へ ]

 

penl.gif (1230 バイト)Yahoo!JAPANのテレビ広告について(2000.3.11)


とある気温の低い2月、波乗りペンギンはYahoo!に伺うことになった。
Yahoo!JAPANのある新しいビルで気持ちがいいのだが、なんだか落ち着かずに8階へとエレベータで向かった。

Yahoo-bill.jpg (39961 バイト)

受付で社長室 広報・宣伝担当の I 氏をお願いすると、程なくお出でになった。初めての取材活動なのでドキドキである。
ちょっと大きめの会議室で、軽く自己紹介をお互いしつつ、雑談に及ぶ。
8割方雑談だったので I さんの貴重な時間を浪費してしまったが、波乗りペンギンにとっては雑談が命である。内容は多岐に渡っており、それにページを費やすのは、改めることとする。

さて、幾つかの資料を見せて頂きながら、ざっと口答ベースで会話は進んだ。
もちろん、テープレコーダで録音はしていないし、ろくにメモも取っていない。雑談ペースでポイントを整理していただきながら、まるで講義のように説明して頂いた。
波乗りペンギンは、その意味で出来の悪い生徒なもんで、手間を取らせて申し訳ないです。> I さん
なお、データやグラフについてはこちらで作成したものであり、間違いがあった場合は波乗りペンギンの責任である。ご容赦願いたい。


■基礎データ

○戦略
 「インターネット業界における圧倒的No.1を目指す」(ユーザ数やPV数)
 また、単なるポータルではなくディスティネーションを目指し、米国の成功例を日本にローカライズして持ち込むタイムマシン経営の実践。

・新規ユーザの獲得
 ネットユーザについてはコミュニケーションツール(ページャーやグリーティングカード)を使う。
 非ネットユーザは、TVCFによる認知向上で間口を広げ、ガイド誌で導引。

・PV数の獲得
 リピートを増やし、閲覧数を増やし、コンテンツを読ませる。
 パーソナライズや各種コミュニティによって達成を図る。

○現在の姿

3/1付けのジオシティーズ株式会社、ブロードキャスト・コム株式会社、両社と合併。
Yahoo!JAPANは、7500万PV/日、1250万UU/月になった。
日本リサーチセンターの視聴率調査(JAR)では83.6%になる。
サービスの利用構成(合併前、1999.12データ)は
検索:38.2%
情報提供:24.7%
コミュニティ:25.9%
EC:11.2%
である。恐らく、若干コミュニティの構成比率が高くなっているはずである。


■広告展開

・ターゲットは、ノンPCユーザ(全層)とした。
既にインターネットユーザの認知率は86%であり、これ以上の認知率は莫大な費用と時間が必要である。
 ※認知率はYahoo!JAPAN提供

・テレビ広告は首都圏でのテストマーケティングとして実施。
1999/10/20-1999/11/20 1200GRP程度(費用は1億強)
1999/12/10-2000/ 1/16 1200GRP程度(費用は1.5億強)
全日型。(コの字、逆Lちゅうパターンもある)
 ※GRPや料金はペンギンリサーチによる推測値

・他にカーレースのスポンサード、成田エクスプレスのトンネル内広告、Hanakoでのタイアップなどを展開。
※カネボウフーズからYahoo!のお菓子も出てるよん

■広告効果検証

・首都圏における純粋想起(Yahoo!JAPAN提供資料)
              1999年6月  1999年12月
 インターネットユーザ     86%       87%
 非ネットユーザ        13%       34%

・PV推移

yahoo.jpg (26850 バイト)

・波及効果
 →広報/TVCFについての取材はもちろんあったが、株価を含めて全体的には増えた。
 →営業/後押し的な役には立った。

■ポイント

 Yahoo!JAPANはその株価によるニュースでの取り上げ方が多く、PR部分での露出が多い。また、ソフトバンクのインターネットビジネスにおいて、象徴的な成功事例として取り上げられることが多い。純粋にTV広告だけとはならないが、相乗効果があったと考えるのが自然だろう。
 クリエイティブについては、本国の方針もあってキャラクターは使えないため、Lycosとは対照的な展開になった。

 圧倒的なYahoo!JAPANのメディアパワーだが、既に神話に近い。
しかし、Yahoo!はさらなる強化に邁進している。サーバ(数百台)や回線(X00MB)の増強も素人からでは想像できない単位で行われている。

【第三者データによるYahoo!JAPANとLycos JAPANのテレビ広告による伸び】へ

戻る